京大サークル CARP(原理研究会)
京大公認サークルであるカープ(原理研究会)の公式ブログです。私たちは統一原理という理念を掲げて、周囲に希望を与えます!
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人生における選択
お元気様です。

先日、久々に兄弟がそろいまして、数年ぶりに家族写真なるものを撮りました。

昔は写真を嫌がった弟も、

昔は子供より大きかった両親もその様相を変え、

なんだか不思議な心境で7人家族並ぶっちぃです。

あぁ春の夕暮れ

私事で恐縮ですが、実は祖母の命日で集まったんです。

人の生命は儚いものです。

そして、誰しもが行く道…。

でも、それを契機にバラバラだった家族がこうして顔を合わせていると思うと、

なんだか感慨無量です。

お祖母ちゃんに呼び集められたみたい。

生前にこのような姿を家族としてお見せできなかったのがなんだか申し訳ない想いです。




さぁ。

今回は「人生における選択」と銘打ちましたが、

人生は本当に“選択”できるんでしょうか?

最近、受講した大学の授業の内容やエピソードを踏まえながら考えてみたいと思います。

(すいません。今回はいくぶん文章が長くなってしまいました。お許しを。)






このテーマの題材になったのはこの授業

「生涯学習計画論」

教育学系の勉強をしておられる方ならご存知かと思いますが、

“教育”や“学習”といったキーワードを元に人々に質問をしてみると、

今までは“学校教育”に話題が限定されてしまうことが多かったのですが…

最近は社会が多様化複雑化したこともあり、

学校を出た後も絶え間ない学習が望まれているという背景があり、

“生涯学習”、“社会教育”といった言葉が世にあふれています。

(あんまり聞いたことない人は「ふぅ~ん」ぐらいに聞き流してください。)

そして、その文脈でよく語られるのが、キャリア教育、キャリア設計といった言説。

要は就職するために、あるいは社会で働くにあたってキャリアアップに必要な

能力なり、資格なりをいかに修得していくか…と言った話。


…。


…。


…。


普通、生涯学習関係の話になるとこういう感じの内容になりがちなんですが、

今回の先生は一味違います。

「労働する時期を軽視するわけではないが、人生の中でそれに該当するのはほんのわずかではないか。」

そして、

「人生を“設計する”というが、人と人との出会いは自分で選択するのに限界があるように、

人生における様々な環境も選択、設計することには限界があるのではないか」と。





確かに。

生涯というスケールで見つめれば人間が生きていくのに欠かせない

“生”や“死”について考えることは不可避です。

というのも、「生涯学習」というのですから、

生涯=生まれてから死ぬまで

でしょ(゜o゜)

ってことは生まれる瞬間から考えないと!

ってなわけで“出産”について話は続いていきます。








出産

ところで、皆さんはどこで生まれましたか?

「○×病院。」

「△□大学付属病院。」

「☆★医院。」

などなど。

という回答が一般的なんでしょうか?

ドラマなんかだと、


          「渋滞がひどくて車が動かない!どうしたらいいんだ。」

          「あなた!もう生まれるわ!」

          「おまえ!大丈夫か!?」

          ガチャッ(扉を開く音)

          「だれかぁ~。お医者さんはいらっしゃいませんかぁ!」

          “オギャー!オギャー!”


なんて出産もあるでしょうが、

かなり稀ですね。

冗談はこの辺にして。

実は日本でも病院以外でも出産する“選択肢”があるんです!

それは病院の産婦人科ではなく、「助産院」という道です。

そもそも、お産・助産という営為は行われる文化によって非常に大きな差異があるそうで、

これは埋葬の文化がそれぞれの文化圏で異なるのと良く似ていますね。

tomb

お墓2

ピラミッド

お墓

もちろん、現在の医療ベースの出産を否定するつもりはありません。

Dr怒らないでね(:_;)笑゛

かつて、日本でもお産時のリスクが高かったこともあり、

母子ともに死亡率が高かった時代もありましたから。

でも、この現代医療による出産行為は別に普遍的ではないんですよね。

(参照はこちら:胎児の不思議)

上記のHPは「現代の一般的な出産」を相対化する情報が載っていましたので掲載しました。

これにも出てくるフレデリック・ルボワイエ博士は「暴力無き出産」という著書の中で、

インドでは赤ちゃん中心の出産方法が存在し、

出産時のストレスが、赤ちゃんが生まれて初めての体験であることを重く見て、

できるだけそのダメージを減じる出産方法を提言しています。






さて。

みなさん思い出してください。

さっき笑い話のように引用したドラマのシナリオの最後。

“オギャー!オギャー!”

という叫び声でその赤ちゃんの出産が示唆されています。

しかし!

本当に叫ぶ必要があるんでしょうか?

ルボワイエは生まれたばかりの赤ちゃんが、

誕生後の環境に慣れるにはしばらく時間がかかるといいます。

出産してすぐに母親から引き離す子とも胎児に与えるストレスが大きすぎるとも。

ルボワイエはそういった出産方法をインドを訪れた際に見聞きしてこの着想を得たといいますが、

先のHP(参照:胎児の不思議)から引用すると


  インドでの出産は、すべてが赤ちゃん中心に考えられた出産なのだそうだ。

  出産の際は暗がりの中で。出産前後には妊婦は静寂のなかに置かれる。

  出産も自然の流れにまかせる。そのようにして生まれる子どもは、すぐに目を開き、笑う。

  西洋産科術で生まれた子どもは生まれてすぐに目を開くことはなく、笑うには何週間かかかるそうだ。

  驚くことにかつて欧米では生後二ヶ月以内に笑う子どもは乳児微笑症候群といって、病気扱いされたそうだ。



引用文にも笑顔が理解されなかったとあるように

欧州の文化圏ではルボワイエの訴えはなかなか理解されなかったらしい。

母国での理解を得るために彼が作成したというVTRを授業の中で見ましたが、

確かに、ほとんど奇声を上げることなく無事出産される赤ん坊の様子見て取れました。

その一部始終には赤ちゃんを大切に扱う姿勢が貫かれ、

見ている方がなんだか大切にされているような感覚でした。





かくいう私も…

実は先ほどから話題の産婦人科で生まれたのですが、

恐らく両親はどうすれば子どもにとって最も良い出産をすることができるんだろうか…

と想い悩んだんでしょう。

その結果として、私は産婦人科で生まれた。

別にその良し悪しはともかくとして、

生まれる前から名前も決まっていない自分のことを考え、

そのためにあくせくしていたという事実になんだか心が温まりました。





自分たちは別に自分で選んでこの時代に生まれ、

この国の国籍を持ち、

今の両親から生まれたわけではないですね。

これを哲学の世界では「投被性」と言います。

この世界に“投げ入れられた”…と。

そんな私たちが、本当に自分の人生を“選択”

“選択”

“選択”



のみで突き進んでいいものでしょうか?

自分は何のために生まれ、

何のために生き、

何のために死んでいくのか…

先回のスティーブジョブズの遺言(参照:つぶやき。'12.4.17)ではありませんが、

一旦足を止めてそういったところに考えを巡らせてみてもいいかもしれません。

長文におつきあい頂きありがとうございました。





最後に。

なかなかこんなこと考えない若い時にこそ!

定例研ではそんなことも考えたり考えなかったり。

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コメント

しょーえいさんコメントありがとうございます。

GWを挟んだ都合上返信が遅れてすいません。

>生を受ければ誰にも平等に与えられる人生。
実際には経済的、身体的な不平等はあるかもしれません。
「五体不満足」で有名な乙武さんは文字通り、五体不満足ですが、生まれてすぐに母親から“かわいい”と言われたそうです。外的な環境(身体を含む)は必ずしも平等ではないかもしれませんが、愛を感じることができるならば、同じように生きがいを見出していくことができるように人間できているんでしょうね。
[2012/05/08 23:36] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


なるほど、大人であろうと新生児であろうと愛というものを認知することはできそうですね。
そして、この愛こそ、選択が迫られたときにいかに選択するかを決定する価値観の形成をなすものなんですね。
と、するならば、どんなときでも誰に対しても愛を持って接することが大切だということにも納得がいきます。
生を受ければ誰にも平等に与えられる人生。
出来るならば愛を中心にした人生を送りたいと思いました。
[2012/04/27 20:05] URL | しょーえい #- [ 編集 ]


くぼっさんコメントありがとうございます。

突然降ってくる環境というものは、時に受け入れることが難しいものです。
様々な環境を受け入れながらも、「利他的」に生きようという志をお持ちのようで。
敬意を表します。

また、今後ともご教示くださいませ。
[2012/04/27 16:19] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


Drさんコメントありがとうございます。

>一般的な現代医療と対比させる目的で民間の代替療法を紹介なさる場合は、こうした統計にも言及していただけるとうれしいです。

ほんまに容赦ないな(#^.^#)笑゛
大歓迎です。
「代替療法>現代医療」という印象を持たれたblog読者の方がいらっしゃったら訂正します。ごめんなさい。

補足をしておくと、「民間の代替療法」も最近は病院の医療現場とタイアップして安全性にも配慮しているそうです。
現在では代替療法も現代医療の恩恵の中で初めて“安産”という結果を得られるというわけです。

赤ちゃんは主義思想を越えて人類全体の宝です。
洋の東西を越えて“生”に向き合う意志という職業尊敬します。
真のDrになってね(*^^)v笑゛
[2012/04/27 16:13] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


>Dr怒らないでね(:_;)笑゛
怒りはしませんよ。(笑)

やはり西洋医学中心の現代医療は無機質というか何でもシステマチックに捉えようとしているように見られるというか…
そういうわけで、病院で提供される医療に疑問を抱く患者さんやご家族はたくさんいらっしゃいます。
実は西洋医学を学んだ医師の中にもそういう方、結構いるんですよ。
個人的にはそれは仕方がないと思っていますし、そういった声もよく聞いてこそ患者中心の医療になり得ると考えています。
お産の場所が病院であろうと助産院であろうとプールであろうと、清潔で静かな場所で、母子ともに安全に分娩が行えるのであれば結構なことですよね。

蛇足かもしれませんが申し添えれば、昨今の出産年齢の高齢化などの影響で、我が国では体重2500g未満の未熟児や自然分娩以外の出産(帝王切開)も増えてきました。
日本の病院では未熟児や出産後に胎児に異常があればすぐに集中治療室に移して救命治療が可能であり、その結果、世界で最も低い新生児死亡率をキープしています。
インドでは1000人の新生児のうち37人が亡くなります。
日本では亡くなるのは1人いるかいないかです。
一般的な現代医療と対比させる目的で民間の代替療法を紹介なさる場合は、こうした統計にも言及していただけるとうれしいです。

話の本筋と違う部分でのツッコミ、ご容赦下さいませ。
[2012/04/27 14:18] URL | Dr. #- [ 編集 ]

人の生きる道
やっぱり親がいるというのは、ありがたいものですね。
個人的に、この人生、自らの意図なく突然、ふってくる環境を受け入れながら、世のため人のため未来のため、尽くして生きたいななんて、思っておりますわ。
[2012/04/27 13:40] URL | くぼっさん #- [ 編集 ]


あんさんコメントありがとうございます。

>詩的な文で、面白かったです(^^)
恐縮です。今後ともよろしくお願いします。

リンク貼り付けてあったHPに飛ばれたのであればご覧になったと思いますが、水中出産なんて普通に考えるとすごく大変そうに感じてしまいます。
私、泳げないので(T_T)

理想的な出産方法ってのはあるんですかね?
それとも多くの選択肢から選ぶプロセスに愛を込められるから限定しない方がいいのかな?

本文でも触れましたが、“葬儀の文化”も、同様に逝く人に対する愛情が様式化したもののようにも感じます。

生と死にまつわる考察には愛着や想いといったものと切り離しては語れないような気がしますが、これを人間が“愛”を中心に作られているからだと考えるのは深読みのしすぎでしょうか。
[2012/04/26 14:37] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


こんにちは!静大CARPのあんです。
詩的な文で、面白かったです(^^)
そんな出産方法があるのかと、興味深く読ませていただきました。
[2012/04/26 13:49] URL | あん #ganxvpoU [ 編集 ]


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