京大サークル CARP(原理研究会)
京大公認サークルであるカープ(原理研究会)の公式ブログです。私たちは統一原理という理念を掲げて、周囲に希望を与えます!
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食事は“おいしい”ですか? ~映評「フード・インクごはんがあぶない」
お元気様です。

いよいよGWが始まりましたね。

この期間私は京都から琵琶湖の地へと羽を伸ばしに来ております。

でも、単にバケーションを決め込んでいるわけではありませんよ。

例え場所は行楽地でも、絶えず自己鍛錬は怠らぬ。

筋トレに励んでおります。

見よ!

力こぶ

この力こぶっちぃです。



昨日は随分と気温も上がったそうですね。

最低気温との温度差は15度近いとか。

風邪をひいてしまいやすい時期ですのでみなさん体には気を付けてくださいね。

今回はGW直前に大学の授業で観た「フード・インクごはんがあぶない」という

ドキュメンタリー映画を紹介します。

















フード・インク [DVD]フード・インク [DVD]
(2011/07/30)
ドキュメンタリー映画

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表紙の“ごはんがあぶない。”というキャッチフレーズに

切ない眼でこちらを見つめているバーコードが印字された“うしさん”が

全てを物語っています。

そうです。

お察しの通り!

恐らく制作者が語りたかったのは,

アメリカにおけるファーストフードをはじめとする

「大量生産・大量消費」型消費の典型…

マク○ナルドやケン○ッキー・フライド・チキンなんていう

巨大食品メーカーに対する辛辣な批判と

それと強烈なコントラストで語られる、近年はやりのスローフード(参照wiki)に対する

惜しみない賛辞ではないかと思います。

確かに、初見では、「オエッ!」って感じで

「こんな工程で作られていたのか!ショック!」とか

「なんぼ安い言うても考えもんやな。」とか

っていう所感を抱いてしまいます。




さて。

私もよく食べていたマ○ドナルドですが、

「これからは食べるのを控えよう。」

こんな結論に至るのは簡単です。

でも、これでは根本的な解決にはなりません。

私が食べない分は別の人が消費するか、

捨てられるか…

私ひとりの消費の減少が企業の経営に与える影響は超微小でしょう。

まぁゼロではないでしょうが…。

社会全体が現在のファーストフード経営を推進・擁護している現状では

そう簡単ではないということです。

その証左となるエピソードを一つ。




皆さんはアカデミー賞:参照wikiをご存知でしょうか?

世界で最も権威があるとされるアメリカの映画賞ですが、

かつてこんな映画が長編ドキュメンタリー受賞したことがあります。


ザ・コーヴ [DVD]ザ・コーヴ [DVD]
(2011/02/25)
ルイ・シホヨス、リチャード・オバリー 他

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この映画は日本の和歌山にある太地町で行われている

イルカの追い込み漁を批判的に描いた映画です。

シーシェパード:参照wikiという反捕鯨を掲げた

環境保護団体との軋轢がメディアでも取り上げられましたが、

よくよく考えてみれば不思議な話。

だって、このイルカ漁が禁じられて困るのは高々太地町の20人前後の漁師さん、

あとはその人たちの家族ぐらいでしょう。

それに比べれば今回の「フード・インクごはんがあぶない」が対象とするのは

アメリカ日本に飽き足らず、もはや世界を股にかける多国籍企業たち…。

その問題のスケールの差は明らかです。

しかしながら、「フードインク」は'08のアカデミー賞で

ノミネートはされるものの受賞には至らず…

もちろん、他にも理由はあるのかもしれませんが、

食品の生産消費だけでなく、大規模な農業をするための

農機具やその農業・酪農従事者の雇用問題も含め

アメリカの産業の中核を担うファーストフード業界の闇にスポットを当てた

この作品には政界や経済界からの圧力もしくはそれを恐れる批評家の配慮が

あったのではないかと勘ぐりたくもなります。

それに対して「ザ・コーヴ」は傷つく人が少ないですからねぇ…。




では、私たちはどうすればいいのでしょうか。

私見では、この映画で指摘されている問題の本質は

食事を完全な物質だととらえることにある思います。

大家族の故でしょうか?

小さいころから教え込まれた母の格言があります。


               「おいしいものを食べるよりも、おいしく食べなさい。」



ふむふむ。

また、ある知人はこういっていたことがあります。


       「食事の質はまず食事そのもの、次いで重要なのはどこでそれを食べるかということ。

       でも最も重要なのは誰と食べるかということ。」


これらの言説に通底するのは

食事は“えさ”とは違うということ。

ここに私たちが「フード・インク」の強烈な印象から受ける違和感の原因があるんじゃないかと思います。

私たちが食事するとき、“作ってくれた人”の気持ちを考えたことがありますか?

そこには料理してくれた人もいるでしょう。

その背後には大勢の食料生産者もいます。

そういった人たちの気持ちや心遣いに「感謝」の気持ちを持っているかどうか。

どうでしょう。

人間は生命活動を維持するために食事をします。

でも。

呼吸をし、

鼓動を刻み、

恒常性を維持すること、

それだけが“生”ではない。





新約聖書ではこんなエピソードがあります。

イエスが弟子の一人を諭す場面です。


       またほかの人に、「わたしに従ってきなさい」と言われた。するとその人が言った、

       「まず、父を葬りに行かせてください」。彼にいわれた、「その死人を葬ることは、

       死人に任せておくがよい。あなたは、出て行って神の国を告げひろめなさい。」

                              ルカによる福音書 9章59~60節



ここでは明確に生命活動を停止し、葬儀を執り行われる「死人」である父と

その父の葬儀を執り行う「死人」という二種類の「死人」が使い分けられています。

「神の国を告げひろげる」とは伝道を意味すると考えられます。

身体的な生死があるのと同様に、精神的な生死があるとするならば、

身体を失った「死人」の葬儀に行っている間に、救える精神的な「生命」があるのではないか。

ということを弟子に教示しているようにも読み取れます。



果たして、私たちの“食”は何かから「“生命”を奪う」モノになっているのでしょうか。

それとも誰かに「“生命”を与える」モノになっているでしょうか。

“生命”で理解しにくければ“生きがい”と読み替えることもできます。

自然にある“生命”を絶つプロセスを経なければ、

我々の身体的“生命”をつなぎとめることはできません。

そこで、私たちの“生命”が他の人の“生命”を生かす目的を持っていて初めて

自然の“生命”も価値を生み出すことができるのではないでしょうか。



定例研のテーマVTRとして利用しても面白いかもしれませんね。

原研代表の皆さん。

お時間に余裕があれば、ぜひ一度視聴してみてくださいな。




ぶっちぃおすすめ度

星3つ ★★★☆☆





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コメント
差し替え。
>その問題に関しての是非は控えさせていただきます。
→間違い×

それ以外の指摘された問題に関する意見は控えさせていただきます。
[2012/05/01 01:28] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


くぼっさんコメントありがとうございます。

>ザ・コーブはファストフーズ問題とは論点が違う。

たしかに、ご指摘の通りザ・コーヴとファーストフーズ問題はテーマ次元では、同じレベルのでないと思います。しかし、今回はアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞部門にノミネートされたという視点から、メディア学(情報学)の観点では同じ位相のものだと考え、対峙させて問題ないと判断し掲載しました。

イルカ漁に私的な思い入れをお持ちのようですが、本文では

“私見では、この映画で指摘されている問題の本質は食事を完全な物質だととらえることにある思います。”

と論点を絞っておりますので、その問題に関しての是非は控えさせていただきます。

本記事ではファーストフードの有無ではなく、ファーストフードを扱い、食す側の人間の心の姿勢について述べたつもりでした(^_^;)

わかりにくい文章ですみません。

いつも積極的なご意見ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
[2012/05/01 01:25] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


yohさんこめんとありがとうございます。

「消費者」ではなかなか生産者や生産過程にまで興味関心が行かないんでしょうね。四六時中そんなことばっかり考えてると通常の社会生活に支障が出るでしょうが、時にはいったん足を止めて、「つくってくれた存在」に思いをやることが、“食”を収奪のプロセスではなく、与えるための活力へ変えるポイントではないでしょうか。
[2012/05/01 01:06] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


ファストフーズにいくら警鈴をならしても、ファストフーズ業界で働いているひとからすればファストフーズを否定されれば生活の糧を得る仕事が減るから、簡単にはファストフーズは無くならない。
ファストフーズがだめなら、代わりの仕事を見つけてあげなきゃ。
[2012/04/30 14:45] URL | くぼっさん #- [ 編集 ]

ザ・コーブ
ザ・コーブはファストフーズ問題とは論点が違う。イルカ漁はシーシェパードが持つ価値観の一方的な押し付けであって、影響を受ける人数うんぬんの話しではなく、ただ単に日本文化に対する破壊工作だよ。
しかも、影響を受ける20数人の方たちにとって生業であり、重大問題なんだ。
[2012/04/30 14:35] URL | くぼっさん #- [ 編集 ]

食はふかいなぁ
ファーストフードに警鈴を鳴らす作品は増えるのに、ファーストフードの人気は変わらないですね。。
やっぱお金や味覚で食事を判断しやすいんでしょうね~
[2012/04/30 09:34] URL | yoh #SFo5/nok [ 編集 ]


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