京大サークル CARP(原理研究会)
京大公認サークルであるカープ(原理研究会)の公式ブログです。私たちは統一原理という理念を掲げて、周囲に希望を与えます!
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バカちゃいまっせ。アホでっせ。〜書評「全国アホバカ分布考」〜
お元気様です。

昨日は“母の日”でしたね。

皆さんは日々の感謝を母上に伝えることができましたか?

ある先輩は毎年、恥ずかしがりながらも

「弟と二人でカーネーションを買ってた」

そうです。

中学・高校の間は両親は四六時中側にいて、

口うるさく野暮ったく思ってましたが、

大学生ともなれば、下宿して親元を離れたり、

自宅から通っていても、程よい距離感を見つけるはず…。

思い切って感謝の想いを伝えると良いかもしれません。

中高生

あ。

もちろん、最初は誰しも抵抗あるもんです。

私も親元を離れて最初の母の日は

しぶしぶっちぃでした。



さて。

今日は「全国アホバカ分布考」と言う本の紹介です。

アホとバカ…

一体何が違うんでしょうか?

言葉については今までも何度か扱ってきましたが、

今回はどんな展開になるのやら(´・ω・`)

では!

行ってみましょう(^O^)/







全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)
(1996/11)
松本 修

商品詳細を見る


実は我らが京都大学の大先輩の著作なんですよね♪

今となっては知らない人も多いかもしれませんが、

この本の元ネタは深夜放送でありながら

脅威的な視聴率を誇った探偵ナイトスクープと言うお化け番組の一企画。

冒頭から引用すると…



      東京の人は「バカ」と言い、大阪の人は「アホ」と言う。

      このことは、老人から子供まで、日本中のだれもが知っている。

      では、どこからどこまでが「バカ」の地域で、どこからどこまでが「アホ」なのか。

     これを正確に知る人は、かつて誰もひとりいなかった。

     …中略…もし、こうした類の言葉がなかったら、親はどう言って子供を躾たらいいのか、

     男の子はどのようにたくましく育っていけばいいのか、大人同士は親しい心を

     どう伝えたらいいのか、非常に困ってしまう。使いようによってはたしかに乱暴な

     言葉であるかもしれないが、また同時に、日常生活にどうしても必要な言葉である。

                         「全国アホバカ分布考」より抜粋・引用





だそうです。

確かに、言われてみれば、一日に“アホ”って結構使ってますね。

「んな“アホ”な」

「“アホ”なこといいな。」

「“アホ”か!!」

ってな感じで。

実際、番組作成の責任を任され、調査を行ってみると…

日本各地から「アホ・バカ」に類する語が出てくる出てくる

「フリムン」

「ホンジナシ」

「タクラダ」

「ホウケ」

「ボケ」

「ハンカクサイ」







えらいたくさんありますね。

これ全部同じ意味。

ただ単なる情報収集が、ある本との出会いをきっかけに一つの大きな輪郭を持ち始めます。

それがこれ。

「方言周圏論」!!!

なんじゃそれって感じですよねぇ…。

これはかの有名な(知らない人ごめんなさい)柳田國男:wikiという民俗学者が唱えた理論で、

方言は文化の発信地である京都を中心に、

同心円を描くように広がっていくとした考え方で、

彼の著作である「蝸牛考」という書物の中で詳しく述べられています。


蝸牛考 (岩波文庫 青 138-7)蝸牛考 (岩波文庫 青 138-7)
(1980/05/16)
柳田 國男

商品詳細を見る


そして、その理論を簡略化した図にすると…

方言周圏論

こんな感じですね。

要は九州と東北、中四国と関東・中部あたりで

同じような方言が使われているというのを証明したような形になっているんです。



在りし日の日本は幕藩体制を敷き、

各藩の色が大変強く、

藩の外へ出るのは特定の人物に限られていた。

さらに、政治の中心は江戸にうつっても、

文化の中心地は京都にあり続けた…

そういった事情が重なって、何と何百年もかけて移動していった…

逆に言えば、数百年前の京言葉が、現在でも各地方で息づいていると…。

とても素敵な話ですね。



一番最後にこの本の出版に先駆けて、解説を寄せた俵万智さんのコメントを見て見ましょう。


      本書では、テレビ番組とは直接かかわりのない「語源」や「意味の変遷」や「電波の歴史」などに

     ついても、詳しく探求されている。著者のバイタリティと思考力、そして言葉と日本人への

     限りない愛情が、読むものをひきつける。中でも、沖縄の「フリムン」の語源を突き止める過程には

     胸打たれた。筆者は執念ともいうべき頑張りをもって、これが一般的に解釈されているような

     差別語ではないことを、

     明らかにする。ここなどでは「やったぁ!」という感じ。

      さらに、日本のアホ・バカ表現の中には「痴」や「愚」、「無知」をストレートに

     意味するものがなく、いずれもさまざまな工夫を凝らして、婉曲な言い方がされているという

     指摘は、本書の白眉といっていいだろう。日本人として私は、心から誇らしいうれしい気持ち

     になった。

                                         同署より引用




とあります。

なんだかこ難しいことを書いちゃったけど、

要は!

松本さんは日本が大好き。

日本語を愛しているということです。

あ。

学問を愛するってこういう基準なんだなぁと

自分の学問に対する姿勢を見つめなおされた一冊でもあります。

娯楽本としても一読の価値あり!

ぜひご覧あそばせ(*^_^*)

一緒に活動してくれる人大募集
いつでも気軽にどうぞ!!!

連絡の取り方はこちら

↓今日も幸せ☆ぽちっとな




テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

関連するタグ
コメント

通りすがりの東北人さんコメントありがとうございます。
>「ホンジナシ」「ハンカクサイ」、これ地元で使いますね~
やっぱり使うんですね!!!
驚きです!
関西出身の私としては“あほぅ”が一般的で他のことばの存在をほとんど知りませんでしたので、なんだか感動ですi-189

>「フリムン」は「気がふれた者」が語源というのが通説だったのが実は..って話でしたよね。
はい。
そういった内容でした。
一度、読まれたんですね(*^^)v
松本さんの日本語に対する愛着が良くわかりますよね。
僕は今回引用した俵さんの解説に非常に共感した次第です。
[2012/05/19 12:32] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


「ホンジナシ」「ハンカクサイ」、これ地元で使いますね~
「このホんずナす!」「ハんかくセ!」のように。

「フリムン」は「気がふれた者」が語源というのが通説だったのが実は..って話でしたよね。違ってたらすいません。
[2012/05/19 09:58] URL | 通りすがりの東北人 #mQop/nM. [ 編集 ]


あんさんコメントありがとうございます!

お化け番組というのは“オバケを扱っている番組”という意味ではなく。
深夜番組にも関わらず、20%近い視聴率を叩き出すという意味でオバケと表現したつもりでした。
ややこしくてすいません。
Youtubeでも見れますね。
ご覧になったことのない方は一見の価値…ないかな?(笑)
[2012/05/18 09:04] URL | ぶっちぃ #- [ 編集 ]


個人的には、相当「探偵ナイトスクープ」ファンでした!
お化け番組ではないような気もしましたが・・・すごく面白いので再放送とかあったら見てみてください!
[2012/05/17 00:06] URL | あん #ganxvpoU [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://kyotogenken.blog.fc2.com/tb.php/336-45eebcde
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【バカちゃいまっせ。アホでっせ。〜書評「全国アホバカ分布考」〜】

お元気様です。昨日は“母の日”でしたね。皆さんは日々の感謝を母上に伝えることができましたか?ある先輩は毎年、恥ずかしがりながらも「弟と二人でカーネーションを買ってた」そ...
[2012/05/16 09:13] まとめwoネタ速neo

カテゴリ

フリーエリア

一日1回応援クリック お願いします↑

FC2プロフ

カウンター

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最新記事

最新コメント

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。