京大サークル CARP(原理研究会)
京大公認サークルであるカープ(原理研究会)の公式ブログです。私たちは統一原理という理念を掲げて、周囲に希望を与えます!
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【定例研】教育と躾~過剰な躾と良い子の異変~
みなさん!
突然ですが、重要なことです。
われわれ京大カープが、定例研究会をやっていたことをご存知でしょうか?

nandatte.gif
(石垣ゆうき『MMR マガジンミステリー調査班』より)

そうなんです。
実はやっていたんです。
それも4月、新歓期から。

というわけで、遅くなりましたが、定例研をどんな感じでやってるのか報告させてもらいます!

第1回「教育~過剰なと良い子の異変~」
4月17日(火)


参加者:Dr.(司会進行)、妙(基調発表)、ゴロリ、ぶっちぃ、Yoh!、らんた、温、ソラ、こまち、教授、Macky、てる、ハオ、アーサー、ちゃむ、まる(16名)


勉強ができて、も行き届いた自慢の子どもが、突然学校に通わなくなったり、自室に閉じこもったりしてしまう。
いわゆる"よい子の破綻"問題。

原因が分からず苦しむ親が多い中、研究者が多くの例に共通する問題として注目しているのが、一般的には好ましいとされる親の養育態度。

暴力や暴言で直接子ども傷つけることは誰の目にも良くないことが明らかだが、一方で過度の教育もまた、時に子どもをがんじがらめにし、その心を蝕むことがあるのです。

親の「やさしさ」から来る「虐待」という、皮肉であり悲しい現実を、臨床心理学の専門家である長谷川博一教授(東海学院大および同大学院)はやさしい虐待と表現しました。

近年少子化核家族化が進む中で、子育てやがいびつになっている可能性が指摘されています。

2011年12月14日放送のNHK「クローズアップ現代『やさしい虐待~良い子の異変の陰で~』から材をとり、私たちの身近なところでも決して稀なケースとは言えなくなってきた"よい子の破綻"について光を当て、と虐待について考えてみました。



……


以上、前置きでした。


でも実はけっこう深刻な問題なんです。



最近虐待のニュースを目にすることが多くなったと思いませんか?
ネグレクト…つまり育児放棄で幼稚園児が餓死したり、暴力を受けていたり…


これらは誰が見ても、「親が悪い!」となりますよね?


では、こういうケースはどうでしょう。

教育熱心な親はわが子に小さいときから習い事をさせ、学習塾に通わせ、学校の宿題も主管して完ぺきにやらせる。
もちろん言葉遣いや礼儀作法もばっちり教え込む。
有名な私立学校やエスカレータ式のエリート学校に進学させ、できるだけ将来の可能性が広がるように何とか叱咤激励して勉強させる。

そうして手塩にかけられて育った子どもが、苦労して入ったはずの中学校や高校で、ささいなことがきっかけで不登校になってしまう。

さらには教育熱心な親をむしろ恨むような発言をする。


これ、「親が悪い!」と言えますか?




なんとも難しいものです。教育というやつは。



小生もまた20代半ばの若造にして、教育について語る口を持っておりませんが、しかしいずれは人の親となる立場。
しかも我々は理想家庭を核とする統一原理を主張しておきながら、教育の理想の一つも語れんとあれば原研の名がすたるってなもんで…


とりあえず考えました!


DSC_0146.jpg
(考えました!ふーん



……







・・・・・・



DSC_0146a.jpg
(考えました!!うんうん分かってるよ)



実際の教育は考えてどうこうなるもんでもないですし、机上の空論であることも重々承知ですので、そこら辺のツッコミはご容赦くださいませ。
でも、いろんな人の考え方を共有する、学ぶって意味でこういう場はいいですよ。

4つのグループに分かれてディスカッションしたので、各グループの結論から簡単に紹介しますね。


問題提起①「虐待との線引きは?」

ゴロリT

と虐待の線引きは、親子の信頼関係と愛の基準によって相対的に変化し、子どもがどう感じるかを基準として決定される

・教育には段階があり、段階に合わない教育も虐待となり得る

Yoh!T

・暴力は必ずしも虐待とは言えない

・子どもに自分たちが所属する社会のルールを教え、身に付けさせることは必要であり、それが躾である

・親が正しいと感じる価値観の押し付け、子どもの将来の可能性を奪う行為は虐待になり得る

・絶対的基準の設定は難しいが、躾と虐待の線引きにはある程度客観的な指標が必要

妙T

・躾は親の価値観を押し付けるべきでなく、法や一般的なモラルを逸脱しない限り、子どもの行動をただ見守るのがよい

・子どもに、明らかに元気がない、湿疹が出ているなどの身体的ストレス症状が現れていれば、虐待があると言える

・子どもが親の教育を躾として受け止めるには自尊心が重要であるが、親の受容的態度がないと、子どもは自尊心を持てず、親の教育を躾として受け止めれず虐待となり得る

ぶっちぃT

・具体的な教育の内容・行為で虐待か躾かを判断することは困難である

結果的に被教育者が教育者を尊敬するようになる教育が善であり躾である。逆に、結果的に被教育者が教育者に対して秩序ある尊敬心を持つことができなければその教育は悪であり虐待である



う~ん、なかなかみんなしっかり考えてますね…


どこのグループでも、教育方針や行為そのものを虐待・躾のどちらかに分類することはできないという結論になっているようです。
まあ、実際分かりませんよね。
ボッコボコ殴られてても親に感謝して立派に育ってる人もいれば、一切手は出されていないけど大変な人だっていますしね。


線引きは実際問題難しいのでしょうけど、全体としては大きく二つ、「子どもが(今)どう感じているか」で判断する考え方と、「子どもがどのように育ったか(結果)」をみて判断するという考え方があったようです。



これを踏まえて、次の問題提起です。




問題提起②「(やさしい)虐待をどう防ぐか?」

ゴロリT

・カウンセラー(できれば祖父母)の設置と教育

・子どもの本音を聞く、親以外の相談相手を提供する→幼稚園・小学校では教師、三世代家庭の推奨で祖父母がその役割を担えるように

親としてどうあるべきかを年長者に教えてもらう学校をつくる

・高校までの教育の中で、家庭の重要性(親の役割と子どもの責任分担)を強調し、親の教育が不完全だったとしても親を信頼できるように子どもの本心を啓発する

Yoh!T

親の歪んだ価値基準・教育観の是正が第一
・「ベスト子育て賞」創設や、「子育て本」配布を通してモデルケースを周知する
・妊婦に対する子育てカウンセリングやワークショップを開いて親の経験不足を補う
・子育てに関する科目を高校や大学で必修に

・専門の査察機関を設け、虐待に対する罰則を強化する

・結婚の段階から仲人が親としてふさわしいか判断して結婚資格を与える「仲人認定結婚制」

・祖父母がアドバイザー的立場になることを狙って、三世代で住むことを義務付ける法律をつくる

・普段から周囲の家庭に関心を持ち、交流する機会を積極的に持つようにするなど、よき相談相手になろうと努める

・私自身が虐待をしないために、三世代で住んだり、子育てに関するアドバイザー的な人を持つようにする

妙T

・地域の子どもに対して地域全体が関心を持つことが重要

不倫など人間の負の部分を強調するドラマ、ワイドショーなどは親子両方に良くない影響を与えているので、消費者側からスポンサー企業などに対して働きかけ、内容を考えさせるべき

・世代連鎖の問題では、祖父母・父母間の関係性が根本原因となっているが、その改善は困難になっているケースが多いので、ある意味祖父母は切り捨てて、父母・子ども間の関係改善に集中すべき

ぶっちぃT

・虐待を防ぐためには大家族で住むべき

・地域の自治体が各家庭に教育に関するアドバイスをしたり、家庭間の横のつながりを強める取り組みをしたりすることが考えられる



時間切れ、というところが多かったですね。

みんな熱く語っておりました。

解決策として多く挙がったのが、やはり「価値観を正す」ことが必要という考え方です。
結局、「親としてどうあるべきか」のイメージが歪んでいるから、こういう事態が起こっているんだということですね。

ただ、人の価値観なんてそうそう変えられるもんじゃありませんし、無理にやろうとすれば全体主義的な「思想統制」になってしまう危険性もあります。

まあ、そういうわけで、より自然な形で「親として理想的な価値観」を身に付けさせる方策として、各グループいろいろと考えてくれました。


ざっくり言えば、アドバイザーの設置、ベストプラクティスの共有、学校教育といったところですか。


理想的なアドバイザーの代表例として「祖父母」を挙げ、三世代家庭を推奨する案は妙Tを除くグループであがりましたが、妙Tはそれには否定的でしたね。

親に何の原因もなく突然子どもだけが虐待をするようになるというケースは考えにくい。
つまり、今起こっている虐待の原因をたどってみれば、必ず祖父母・父母間の関係で何かがあったはず。
そうであるならば、すでに虐待が起こってしまった家庭に今さら三世代で住むことを推奨しても、うまくいかないだろうということです。


他のグループは、特に問題のない普通の家庭で虐待を防止することを考えていたようですが、妙Tはすでに虐待が起こっている家庭を想定して再発予防を考えていたようです。


議論ではよくありますな、こういうすれ違いは。



惜しむらくは、問題提起①の議論がまるで活かされていないこと。

せっかく虐待と躾の線引きに「子どもの主観を基準とした判断」「教育の結果による判断」という結論を出したのですから、それを応用した提案があってもよかったと思いますね。


前者についてはゴロリTでちらっと触れられておりました。

子どもは精神的に幼く、社会的にも弱い立場ですから、その本音を聞く工夫をすることで、虐待の早期発見、早期対処がもっと可能になるかもしれませんよね。


また、後者についてはすでに専門の研究者が取り組んでいますが、どのような家庭環境、親の性格や生い立ちなどが虐待につながりやすいのか、リスクファクターを特定し、高リスク群では特に注意して定期的に訪問を行ったり、子育てを始めるまでにカウンセリングを行うといったことが考えられます。




…ま、あんまり考え過ぎても頭がゆでダコになってしまいますから、ほどほどに。(笑)
とにかく子育てに関しては一人で悩まない方がいいんだな、ってことが分かっただけでも収穫でした。


DSC_0140.jpg
(なぜ隠れる…)


さて、明日5/22には第5回定例研を予定しています!

また第2回~第4回の定例研の内容についてもぼちぼちアップしていこうと思います。


定例研の内容に興味を持った方、ツッコミ・アドバイスなどある方は遠慮なくコメントでもメールでも送って下さると励みになります!



長文にお付き合いいただきありがとうございました!!



一緒に活動してくれる人大募集!

連絡のとり方はこちら
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コメント
Re:
>くぼっさん

コメントありがとうございます。
やはり議論のいいところは自分一人では思いつけないようなアイディアがぽっと出てきたりすることだと思います。

今回はよく深められたと思いますね。
[2012/05/25 17:26] URL | Dr. #- [ 編集 ]


教育をみんなで議論するのはいいですね。
僕たち自身の将来や子々孫々に直に関わりますから、各自が教育についてどんな考えを持っているのか共有することで、豊かな学びの場になりますよね。
議論を通して、自分にはない新しいアイデアが生まれたりして、「教育」についてみな考えが明確になったり、深まったりしたんじゃないでしょうか?
[2012/05/23 18:14] URL | くぼっさん #- [ 編集 ]


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まとめtyaiました【定例研報告その1】

みなさん!突然ですが、重要なことです。われわれ京大カープが、定例研究会をやっていたことをご存知でしょうか? (石垣ゆうき『MMR マガジンミステリー調査班』より)そうなんです
[2012/05/22 02:09] まとめwoネタ速neo

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